堺を愛した詩人「伊東靜雄」の詩を訪ねて
阪神高速4号湾岸線大浜出口からすぐ。
堺燈臺の近くに、「伊東靜雄生誕100年記念詩碑」なるものがあるのをご存知でしょうか。
伊東靜雄(明治39年~昭和28年)は、日本を代表する詩人で、
30歳から亡くなるまでを堺で過ごし、堺にまつわる詩を多く残しているんです。
そんな彼もよく訪れていたという堺燈臺は、明治10年に日本最初の木製燈臺として建てられたもの。
昭和43年までは大阪湾を照らしていたそう。
もちろん現在はその役目を終え、史跡として保存されています。
そして阪神高速の高架下となっている周辺の防波堤は、現在プロムナードへと整備されており、
散歩や、釣りを楽しむ人などがちらほら。
高架下がこんなにキレイに整備されているとは思わなかったので驚きでした。
のんびりと散策をするには最適のエリアですね。
燈臺のすぐそばに、詩碑を発見。
読んでみると
「燈臺の光を見つつ くらい海の上に 燈臺の緑のひかりの 何といふやさしさ・・・」
とあります。
まさにこの場所のことを詠っているその詩を読んでいると、
なんだか目の前の景色がとても趣深いものに思えてきますよね。
ちょうど詩碑の建っている場所が、安政2(1855)年に創業した料亭旅館「丸三楼大浜別館」の跡地。
伊東靜雄の日記には「夜、「堺(三)」(実際の日記には○の中に三と表記)にて宴会」と書かれており、この店で宴会をした記録が残っているんです。
きっと料亭からも、燈臺の光を見たんでしょうね。
「丸三楼別館」跡地というくらいだから、なくなったのだろうと思いきや、
建物の一部を移築し、仁徳陵西畔で「丸三楼雪陵庵」として今も営業を続けている。
せっかくだからと、そちらにも足を延ばしました。
住宅街の中にひっそりと佇む、風情ある建物。
玄関には、勇ましい筆使いで「丸三楼」と書かれた額が飾られていて、何とも重厚な雰囲気・・・・。
これまでの歴史を感じさせられました。
庭を望むことのできる本格的な座敷や、個室などで懐石料理をいただくことができます。
伊東靜雄も味わったであろう、旬の素材を使った料理は、見ているだけでも楽しめるものばかりでした。
堺燈臺から丸三楼雪陵庵まで。
伊東靜雄と堺の歴史に思いを馳せながら、のんびりと巡ってみてはいかがでしょうか?
<基本情報>
【堺燈臺】
住所:大阪府堺市堺区大浜北町5-7
地図はコチラ
<アクセス>
阪神高速4号湾岸線大浜出口から、北へ向かうとすぐに見えてきます。
<駐車場>
専用駐車場なし
※周辺にコインパーキング有。
<URL>
http://www.city.sakai.osaka.jp/kyoiku/_syougai/_kyouiku/bunkazai/lighthouse.html
【丸三楼雪陵庵】
住所:大阪府堺市堺区南丸保園3-10
営業時間:不定(完全予約制)
定休日:不定休
地図はコチラ
<アクセス>
阪神高速15号堺線堺出口を直進し、中央環状線を左折。
高架道路に上がらず、一条通交差点を右折。
2つ目の信号、一条中交差点を左折し、次の三叉路は中央の道へ。
突き当りを右折し、2つ目の角を右折。直進すると、右手に見えます。
<駐車場>
専用駐車場あり(20台)
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